お知らせ

2016年11月12日 研修事業地区別研究指定

七尾市立徳田小学校PTA

研究主題

家庭・学校・地域が一体となった学校づくり ~かがやかそう!3つの心~

1 趣旨、主題設定の理由

徳田小学校では、PTA役員が学校保健委員会に参加している。学校保健委員会とは、学校と家庭、地域社会が連携して子どもの健康問題を解決し推進していく委員会であり、その中で『肥満傾向』『視力低下』『休み明けの欠席』『睡眠時間』など、子どもたちの様々な問題点が浮かび上がった。PTAとして子どもたちのためにできることは何か。そこで考えついたのが、家庭と学校、そして地域が一体となって3つの心を育成することであった。

2 活動内容

①挨拶運動の内容

平成28年4月11日~7月1日、朝の登校時間に小学校の玄関先に参加者が立ち、明るく大きな声で挨拶をすることで、子どもたちが進んで挨拶する雰囲気づくりを目指した。参加者は、3年生以上の児童、教職員、PTA、地域の方々で、毎日様々な人達が参加して家庭・学校・地域が一体となった挨拶運動を行った。

②保護者・地域の方々の感想

・朝から周りが元気になる。

・挨拶から会話がうまれる。

・顔を上げて自然とあいさつをするため笑顔になる機会が増えた。

・子どもたちが地域の人を覚える機会になった

①歩いて登校1キロ大作戦・防犯教室の内容

近年の徳田小学校では歩いて登校する子どもが少なく、子どもを学校まで送る車が玄関先で渋滞を起こしていた。歩かないことには『寝つけない』『体調が悪い』『便秘になる』『やる気が出ない』などの悪影響がある。なんとか歩いて登校するようにならないかと考え、学校と協力して実行した。学校だよりで校長先生から保護者へ「提案です。自分でできることは自分でする子に育てませんか!」と呼びかけた。

②登校時の良くなった点や注意点

時には1キロがどのくらいの範囲なのかがわかるように、学校を中心とした半径1キロの円を描いた地図を掲載した。

歩いて登校させるためには、安全を確保することが必要であると考え、7月2日(土)の土曜授業で防犯教室を行った。防犯教室では『自分の身は自分で守る』ことができることを目的として、徳田駐在所の警察官や徳田地区まちづくり協議会、防犯委員会の方々の協力のもと行った。DVDやクイズ形式での防犯知識の習得や青パトの紹介、子どもたちの緊急避難場所である『子ども110番の家』の紹介や「助けて!!」の大声を出す練習と防犯ブザーを鳴らす練習、不審者から逃げる練習を行い、最後には警察官からの指導もいただいた。

◆児童の感想

・DVDやクイズで教えてもらえたので分かりやすかった。

・ランドセルを担いで走るより、捨てて走った方が速く走れた。

◆保護者の感想

・友達に誘われて早く行くようになった。

・友達に誘われて7時に家を出発しているので早起きにつながっている。

・1キロ大作戦について、歩くことの大切さが分かった。

取り組み前の通学路は子どもがほとんどいない状態だったが、現在では子どもたちがいっぱいの状態になった。

チャレンジする取り組みとして『親子ライスクッキング』『親子レクレーション』を行った。キンボールは世界大会があるほどのスポーツだが、日本では競技人口が少ない。知らないスポーツを、子ども自ら参加することでチャレンジする心を育み、地域の方々を講師として招いて地域との交流も深めた。

当初は緊張や不安があるようで、なかなか笑顔が見られなかったが、練習をしていく中で徐々に笑顔が増えて笑い声も出てきた。ゲームが始まると子どもも大人も本気で走り、大きな声が出るようになった。ゲームの合間には子ども同士で作戦を考え、講師にアドバイスを進んで聞くなど、戦い方を考えて工夫し始めた。

◆保護者の感想

・親子でスポーツをすることが少なかったので良い機会になった。

・家庭ではしない会話が増えて、より親子の絆が深まった。

3 成果と課題

・あいさつ運動中には進んで挨拶する子どもたちだが、学校内や家庭内での日常的な場面においては、進んで挨拶することが不十分である。これからも挨拶の大切さを伝え、夏休みのラジオ体操など地域の人達と交流する機会がある場所での挨拶を積極的に行っていくよう取り組んでいく。

・防犯教室では、不審者の特徴や対応方法を理解し、参加された地域の方々を覚える良い機会になった。そして、自分の身は自分で守るということを理解できた。不審者による事件事故に備え継続して取り組んでいきたい。取組から3ヶ月が経過した、7月の一週間の歩いてきた子供の割合を調べると、8割以上の子どもたちが歩いて登校するようになった。雨の日でも、7割程の子どもたちが歩いて登校した。この頃から玄関先の渋滞は見られなくなった。

・親子レクレーションでは、たくさんの笑顔が見られた。親が自分の子どもだけでなく、他の子どもにもアドバイスや応援をすることで子どもたちがやる気を出していて、親から子どもへの前向きな言葉かけがとても大切だと実感した。

4 取り組みを振り返って

学校では子どもたちはいつも一生懸命なのが印象的だった。そして、親と先生、地域の人達が一緒になって一生懸命活動する姿はとても素晴らしいものであった。これからも家庭・学校・地域が一体となったPTA活動を継続していきたいと思う。『伸びよ輝け』徳田小学校PTA!

5 発表会の様子