お知らせ

2016年11月6日 研修事業地区別研究指定

津幡町立英田小学校PTA

研究主題

家庭・学校・地域が連携・協力して取り組む

「早寝・早起き・朝ご飯、あいさつ、家庭学習」

研究内容

「早寝・早起き・朝ご飯」が、子どもの心身の発達や学力の向上に効果があると科学的にも言われている。本校PTAが実施したアンケートによると、自分の子どもの就寝時刻を遅いと思っている保護者が44%、朝ご飯を食べないことのある子どもが13%いた。また、学校評価保護者アンケート(平成27年7月実施)では、「自分の子どもが家庭だけでなく地域でもあいさつできている」と答えた保護者は72%、「家庭学習の習慣が身に付いている」と答えた保護者が60%という結果であった。基本的生活習慣や学習習慣が、まだ身に付いていないと考えられる。

そこで、基本的な生活習慣を身に付け、朝から元気なあいさつを交わせる子、家庭学習にもしっかり取り組める子になってほしいという願いから、家庭や学校、地域がPTA活動を通して連携を深め、元気な「あがたっ子」を育てていきたいと考え、このテーマを設定した。

(1) 早寝・早起き・朝ご飯

早寝・早起き・朝ご飯については、学校と連携・協力して以下の内容に取り組んだ。

平成27年度は、1・2学期に「早寝・早起き・朝ご飯アンケート」を実施した。子どもの就寝時刻、寝起きの様子、朝ご飯を食べているか、誰と食べているか等の内容である。中でも就寝時刻については、22時以降に寝る子どもが、

中・高学年において1学期より2学期の方が多くなる傾向が見られ、夏休みの生活が影響していると考えた。

就寝時刻が次第に遅くなるのは、夏休みの生活が影響していると考え、「夏休み早寝チャレンジ」の取組を実施した。ラジオ体操カードの裏面に早寝チャレンジ表を貼付し、夏休み始まりの5日間と終わりの5日間の計10日間を早寝チャレンジ期間とした。就寝時刻を低学年は21時30分まで、高学年は22時までとし、8日以上達成を目標として取り組んだ。

目標を達成した子どもは全体の60%ではあったが、早寝に対する意識付けには効果があったと考える。 

アンケートの結果から、朝ご飯に対する関心を高める事が大切と考え、「朝ご飯レシピ紹介」を実施した。6月に全校の保護者を対象に行われた給食試食会の際、栄養士の先生より、朝ご飯による脳の働きの変化について話していただいたり、朝ご飯のレシピを紹介していただいたりした。朝ご飯の大切さについての感想が寄せられ、朝ご飯に対する意識を高めることになったと考える。

(2) あいさつ

 1)取組について

あいさつについては、学校と家庭および地域(長寿会)と連携・協力して、以下の内容に取り組んだ。

以前から交通量が多い道を登校する危険箇所がいくつかあり、地区ごとに登校時に保護者が旗持ち当番として安全を見守る活動をしていた。その際に当番の保護者に子どもへのあいさつもお願いし、「あいさつ運動」を実施した。下校時も以前から全保護者が当番制で安全を見守る活動をしており、常時の見守り活動と合わせて「あいさつ運動」を実施した。

英田地区には、地区の60歳以上の方々で作られる「長寿会」という会がある。その「長寿会」の方々がボランティアで一年中、登下校時の子どもたちの安全を見守る活動を行ってくださっている。そこで、子どもたちのあいさつの様子についてご意見をいただき、「長寿会」の方々にもあいさつに協力してもらうことをお願いした。

学校との連携の中で日常的なあいさつの指導に加えて以下のような取り組みが校内で行われている。

・教職員や児童のボランティアによる玄関前でのあいさつ運動の実施

・集団登校班リーダーへの声かけ

・保護者による見守り活動についての感想を校内放送

2)取組の結果

平成28年の1学期末のアンケート結果では、「地域の方へのあいさつ」が35%から41%へ、「習慣化づいている」が52%から67%へ伸びた。見守り隊の感想では、「少しずつだが子どもたちからあいさつをしてくれた」という声が聞かれるようになった。これらのことから、「自分からあいさつしよう」という意識が子どもたちの中に高まってきたと考えられる。

(3) 家庭学習

 1)取組について

家庭学習については以下の内容に取り組んだ。

2)取組の結果  

表1 家庭学習についてのアンケート 全校

 

H27/7

H27/12

H28/7

①学年×10分

65%

64%

76%

+11%

②取り組む時刻

45%

51%

57%

+12%

③保護者が宿題をチェック

50%

42%

57%

+7%

④進んで学習に取り組む

30%

28%

31%

+1%

⑤家で読書する

43%

40%

39%

-4%

※差は初回と3回目の数字の差

①~③の項目は改善が見られ、保護者の家庭学習に対する関心が深まりつつあることがうかがえる。これまでの取組により、子どもたち自身も「学年×10分」の家庭学習を意識するようになってきたことは、①の項目の76%という数字からも分かる。

今後に向けて

どの取組もまだ道半ばであるが、子どもたちの成長を感じる声が聞こえてきたことは、とても嬉しいことである。地域とのつながりが薄くなりがちな今の時代、ありがたいことに英田校区は、地域の方々の温かい関わりが至る所に見られる地区である。その温かい地域、子どもたちのよりよい成長を目指して指導してくださる学校、そして各家庭をつなぐのは、PTA活動ではないかと考える。

今後も子どもたちの健全な成長を願って、家庭・学校・地域が一体となり、さらなるPTA活動を継続発展させていきたい。

発表会の様子