お知らせ

2016年8月7日 研修事業地区別研究指定

今江小学校育友会

小松市立今江小学校育友会

研究主題

いいねえ、いまえ愛 ~伝統、継承は「愛」と「絆」を生む~

【主題設定理由】

今江小学校育友会は他の育友会と比べて、とても積極的だと言われる。また育友会活動を行っている保護者からは、地域に貢献するのは当然との声をよく聞く。どうして今江小育友会は前向きに取り組む傾向があるのか、研究してみることとした。

【研究内容】

アンケートを行い、今江小育友会の実態調査を行った。そして今江町と今江小学校の特色を調査し、今江小育友会の拝啓にあるものは何なのか、考察を行った。

平成27年に朝日新聞社によって、PTAに対する意識調査が行われた。「PTAについてどう思いますか?」というような質問を保護者対象に行われ、2,000以上の回答を結果として発表された。今江小学校においても全く同じアンケートを行い、その結果を比較した。

アンケート結果を総括すると

・育友会活動は頑張って当たり前

・子どもたちの成長に貢献したい

・活発な育友会活動に大いに満足

 という保護者の意識がはっきりうかがえた。

今江町は6,000人2,200世帯が住む、一町の人口が県内で最も多い町であり、一町一校という全国的にも珍しい地域である。町には多くの文化が栄え、大人から子どもまで町内行事に熱心であり、 とても一体感のある町運営がなされている。

子ども相撲大会
子ども獅子
子ども巫女
町民輪踊り大会
書初め大会
初老行事

どの行事も長く伝統として受け継がれてきたものであり、どの町民も誇りを持って支え続けている。子どもたちはそのような活動に触れる機会が多く、数々の盛んな行事は生活の一部のようになっている。 

一町一校という珍しい地域特性の中、大人たちは今江小学校を愛してやまず、日頃の学校行事にはとても協力的である。地域と学校は二人三脚のように足並みを揃え、その親密な関係は他校から異動された先生方からは驚かれることが多い。

田植え
キャベツ栽培
七夕おはなし会
朝の読み聞かせ
万灯の製作
親子クリーン作戦

歴史のある行事が多い中、その最たるものが「初穂募金」と「王子の杜」である。

初穂募金は昭和3年から始まり、今江町は稲作農家が多く、昔は金銭の代わりにお米で寄付していたことから、この名が付いた。育友会で行うこの募金活動では、町民の教育への理解により毎年多くの寄付が寄せられている。

 また王子の杜とは校歌に振り付けが加わった旗体操であり、古くから受け継がれている。そのため町民は三世代にわたって踊ることができ、今でも毎年運動会では子どもたちだけでなく大人も一緒になって踊っており、今江小学校の名物の一つである。

ユニークなものでは町内の菓子店が製造する卵せんべい。学校行事の来賓への御礼に使われるもので、校章と「We Love いまえ」と書かれており、町民の小学校への愛情が伺える。

また創立130周年記念事業の一環としてスクールソング「We Love いまえ」が第2の校歌として制作された。その年の卒業生によって作詞作曲され、CDジャケットも町内の画家によるものとなっている。POPS調のノリのいいこの歌は、児童が元気良くいつも笑顔で歌われている。歌詞には「歴史つながる今江町 ぼくらの命もここで生まれた 大事なふるさと人のぬくもり いつも感じて歩んでいこう」とあり、子どもたちは歴史や大人の愛情を強く感じていることが分かる。

初穂募金
王子の杜
We Loveいまえ煎餅
スクールソング

今江町の歴史と伝統を大切に継承してきたことが、子どもたちに町への愛を芽生えさせている。また一町一校という背景のなか多くの行事が営まれ、町内の大人も児童もみんな“ファミリー”のような絆で結ばれている。この愛と絆を“いまえ愛”とも表現され、“いまえ愛”で育まれた子どもがそのまま大人になり、また児童に還元するという好循環が、積極的な育友会活動に繋がっていると考えられる。

【研究発表会の様子】