お知らせ

2016年9月12日 研究大会日本PTA全国研究大会

第64回日本PTA全国研究大会 徳島うずしお大会報告

大会スローガン

徳島発!渦巻く力を これからの社会に巣立つ子どもたちのために

~まけまけいっぱいの愛を注ぎ込もう!~

全体会 平成28年8月21日(日)  会場:アスティとくしま

石川県からの参加メンバー
大きい会場を埋め尽くした参加者約5千人

阿波踊りにこんなに豊かなバリエーションがあるとは・・・・圧巻の歓迎アトラクション

優美、華麗、リズミカル、勇壮、艶やか・・・そんな形容詞が全てあてはまる阿波踊りを堪能

1日目のレセフ゜ション、2日目の「阿波踊り会館」、そして3日目の全体会と、3回続けて阿波踊りを観覧しましたが、飽きることは全くありませんでした。豊かなバリエーションと見る人を惹きつける独特のしぐさのなせる業だと感動しました。

日P寺本会長の挨拶
永濵実行委員長の挨拶
飯泉徳島県知事の挨拶
実行委員長への感謝状贈呈
仙台市Pへ大会旗引継ぎ
次期開催地仙台のPR活動

挨拶の中で寺本会長は、「PTAは学校の筆頭パートナーであり、地域のコーディネーターである。大人が総がかりで子どもを育てることが大切」と述べ、「ひとりの百歩より、百人の一歩」という言葉で、PTA会員が互いに「協働」していくことの大切さを訴えました。

 永濵実行委員長はテーマに掲げる「まけまけいっぱいの愛」に触れ、「徳島地方の方言で、まけまけいっぱいとは、あふれそうなくらいという意味であり、わたしたち大人は子どもたちにたくさんの愛を注ぐことが求められている」と強調されました。

 徳島大会は様々な紆余曲折を経て開催にこぎつけました。その努力に対し実行委員長に感謝状が贈られましたが、きっと万感胸に迫るものがあったに違いありません。

 来年の全国大会は仙台市で開催されます。「東日本大震災からの復興を、全国の会員に自分の目で確かめいただく大会にしたい。」と、仙台大会実行委員長の言葉が心に響きました。

講師 竹宮惠子氏

演題 「輝く未来をひらくために大切なこと」

~子どもたち、そして私たちが自立するために~

講演後の花束贈呈
講演後の花束贈呈

竹宮さんのお話のキーワードは「自立」です。教育の目的も「自立」にあります。子離れできない大人や自立できない子どもが増えているという指摘のある昨今、興味深く聞きました。

子ども時代

子ども時代の竹宮さんは「差別せず、群れることなく、自分の考えを大事にする」子どもだったそうです。相談するより、自分で考えることが多かったと話されました。中学時代には親に内緒で漫画を描き始めました。作品を友達に見せ、その時点で早くも「漫画家になる」と宣言したそうです。高校時代には、漫画家になるため本格的に道具や参考書を手に入れました。漫画雑誌に作品を投稿し、月例新人賞に佳作入選し、漫画家デビューを果たします。「受験か就職か」で母親と意見が対立しましたが、結局親の説得で徳島大学教育学部に入学し、学業の傍ら漫画を描き続けました。

スランプをぬけて自立へ

プロを目指して、大学を2年で中退し上京します。その心境を「文字通り背水の陣」と語り、「自分の選択が自分の将来を決める」と固い決意をもって漫画家の道に進みました。

上京後「大泉サロン」という漫画家集団をつくり、仲間と切磋琢磨します。が、やがて「他者と比べてどこが劣り、どこが優っているか」と「比べたり、比べられたりする厳しい環境」の中でスランプに陥り、自律神経失調症を患います。

そこで「大泉サロン」という共同体を解消し、独りになる決心を固めます。当時をふり返って、「厳しい状況を乗り越えられたのは、自分を客観的に見る練習ができていたからだ」と話されました。そして「自分らしさとは何か」「自分の好きなものを確認し、本質を確かめる」ことで、スランプを抜け出していきます。

輝く未来を拓くために

私たちが想像する以上に、「創造」の厳しさを垣間見た気がしました。そして、徹底的に自分の本質を見つめることが「自立」への足がかりになるのだと、講演をお聞きして感じました。

竹宮さんは最後に、「失望が怖いから夢を持たないようにしている学生」の例を挙げ、「しかし夢を実現させる過程で得られるものにこそ価値がある」と話されました。そうなんだ、夢に向かって歩くその途上に、本当に豊かな学びがあり、価値あるものを手に入れることができるんだと、なんだか背中を押されたような気がしました。

阿波の国といえば「渦潮」です。帰路昼食に立ち寄ったところ、絶好のタイミングだったので、昼食もそこそこに「渦の道」を訪ねました。海面から45mの展望室のガラスの床面(これが実にこわい!)から見下ろすと、迫力ある渦が見えました。川のような潮流は日本海ではお目にかかれません。