お知らせ

2016年4月20日 研修事業課題別研究指定

課題別研究指定(城南地区PTA)

家族をつなぐ『おふらいん』

本校は金沢市街地の南東部,犀川中流域に位置している。学校のすぐ横を犀川の清流が流れ,市街地にしては環境に大変恵まれている学校である。校区内には、新竪町小学校、菊川町小学校、南小立野小学校の3校があり、年間2回(夏・冬)に懇話会を開催している。

情報モラルに関しては、中学入学からの啓蒙活動だけではなく、早い時期からの継続的活動が必要ではないかと考える。

本研究の組織は、PTA役員会を中心に、校区内小学校(新竪町小学校、菊川町小学校、南小立野小学校)のPTA・育友会の役員からなる組織で、小中連携を取りあいながら活動を進めた。

近年、ネットに繋がる端末を手にする子どもの増加により、いじめ、依存症、不登校などの様々な問題が発生している。また、学習時間の減少に伴い、学力が低下するという問題も発生している。

そこで、以下の2つの取り組みを研究の目的とし活動することにした。

・小中学校PTA育友会で連携をとり、家庭・学校・地域全体で継続可能な取り組み

・親子で話し合いの場を持ち、子どもたち自らがけじめをつけられる子に育てる取り組み

活動内容検討会実施

 本研究を進めていくにあたり、校区各校のこれまでの活動内容や意見などを出し合い、活動方針や実施内容を確定した。

 決定した活動内容は以下の通りである。

・小学生向け、中学生向けの取組み内容とわが家のルールを作成し配布。

・夏休み後にアンケートを実施し、ネット接続機器の利用実態把握および各家庭で作成したルールなどをまとめる。

(1)アンケート実施、学校HPに掲載

 実施したアンケートでは、本取り組みについて大切なことだと思うという意見が全体の6割を占める結果が得られた。

また、アンケート結果は城南中学校ホームページに掲載し活動を広く公開した。

 ネット接続型機器の利用については、悪いイメージや問題点が話題となることが多いが、実施したアンケートでは、以下のような意見もあった。

『父が単身赴任中のため、LINEなどで直接連絡を取りあうことができ、親子で喜んでいるのでマイナスばかりでない』

(2)懇話会での経過報告

年2回開催している城南中学校区懇話会において、各学校の取り組み内容や意見交換を実施した。

(3)情報モラル講演会開催

実施したアンケートにおいて、専門家の話を聞きたいとの意見もあったことから、平成28年度には、LINE株式会社様より講師をお招きし、使い方や注意事項について、生徒対象と保護者対象の講演会を開催した。生徒向け講演会は夏休み前に、保護者向け講演会は9月に開催し、保護者向け講演会では、校区内小学校からも多数の参加者があった。参加者のうち、約9割の方が講演の内容について、良いという結果が得られた。

(1)成果

2年間の家庭でのルールを作り推進や専門かの講演会を通して、家庭でのルール作成やフィルタリング設定の重要性は、少しずつではあるが浸透しているといえる。

(2)課題

インターネットの危険性やルール作りの必要性は浸透してきたが、機器を利用する側の日常モラルについての教育や、ネットの特性を理解すること、そして、トラブルが発生した場合に、子供が相談できるような環境づくりが今後の課題である。